ようこそ!
美魔女MISAKOの秘密部屋へ!
みなさんはご存知でしょうか?
ここ最近、「梅毒」患者数が
急速に拡大していることを・・・
しかも過去最多の記録更新中。
国立感染症研究所によると
20年前までは1,000人に満たなかった患者数が
2022年には8,000人を超えたらしいです。
このままでは10,000人を超える可能性も
あり得る状況になっていると・・・
男性は幅広い年代層に感染が見られ
女性は圧倒的に20歳代に集中しているのが実情。
厚生労働省の公式HPでも取り上げる位ですので
よほどの事態とうかがえます・・・
新型コロナウイルスの感染症ばかりが
話題となっていますが
実は梅毒も、猛烈な勢いで
感染拡大しているのです。
なんとなく梅毒という名前は知っているけど
一体どんな感染症なのか
イマイチよくご存じない方が多いですよね。
梅毒はTreponema pallidumという
細菌による性感染症。
粘膜や皮膚が梅毒の病変部位と
接触することで感染してしまうのです。
つまりどういうことかと言うと
通常のSEXやアナルSEX、オーラルSEXでも
感染経路となってしまい
知らず知らずパートナーさんに
感染させてしまうことがあるのです。
男性は性風俗産業を利用することで感染し
女性は性風俗業に従事することで
感染してしまうケースが多いようです。
感染直後から数週間は
これといった自覚症状がないため
自身が感染していることに気が付きません。
その数週間の潜伏期間がくせものなんです。
しかも一度治っても
再び感染することがある厄介者。
感染すると徐々に症状が現れてきますが
心当たりがあれば後ろめたく
なかなか医療機関に行くことを
躊躇してしまいますよね。
以下の症状があれば一刻も早く
泌尿器科を受診することをお勧めします。
まずは初期症状として
性器や肛門、口の中などに「しこり」ができたり
潰瘍ができてただれてきます。
それと同時に他の感染症のように
リンパ節が腫れてくることもあるようです。
特に痛みもないため
気のせいかな〜と思っているうちに
症状が軽快に向かいますが
決して治った訳ではありません。
約3ヶ月も経つと細菌が全身へまわって
全身や手のひら、足の裏などに
痒くない赤い発疹「バラ疹」が出たり
原因不明の発熱や倦怠感が出ることもあります。
それを繰り返しながら2〜3年もすると
「ゴム腫」と呼ばれるゴムの様な腫瘤が
皮膚や筋肉、骨などに出来てしまいます。
それでもなお放置すると
感染後10年くらいで心臓や血管、
脳や脊髄といった内臓までも侵されてしまい
進行性麻痺や大動脈瘤、
精神症状や認知機能の低下
人格障害、歩行障害なども現れてきます。
少しでも該当するような事があれば
速やかに受診しましょう♪
血液検査ですぐに感染の有無が分かり
早期に投薬治療すれば確実に治ります。
ここで大切なことは
もしご自身が感染してる事が判明したら
必ずパートナーさんも検査を受けて下さい。
お2人で治療しないと意味がありません。
いつもコンドームを使っているから大丈夫・・・
確かにコンドームの使用で
感染リスクは下がります。
と思っても油断はできません。
念のためお2人で仲良く受診しましょう。
ところで「梅毒」は梅の毒と書きますよね。
青梅に毒があることに由来しているのかと思いきや
実はヤマモモが名前の由来とか。
全身に出る発疹が
ヤマモモ(楊梅)の果実に似ていることから
楊梅瘡→梅瘡→梅毒と変化したようです。
ヤマモモは甘酸っぱくて美味しい果実で
ジャムやシロップ漬けで楽しまれているのに
不名誉な例えになってしまって気の毒ですね。
じわじわと体を蝕んでいく恐ろしい梅毒。
性感染症は他にもたくさんありますが
何らかの違和感を感じたら
すぐに医療機関を受診して下さいネ。
大切なパートナーを守るために♡
MISAKOの秘密部屋コンセプト
以下の内容を盛り込んで、わかりやすく、クスッと笑えるような
コラムを連載していきますッ!
- 正しい医療知識の普及
- ちょっとした身体の不安解消
- リアルな医療現場で経験したことのエピソード
- 性にまつわるお役立ち情報
- 老若男女問わない、積極的な性への飽くなき追求
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